ピザ業界の動向と今後の流れとは?ピザ業界の市場規模などをわかりやすく紹介

人手不足や価格上昇などが騒がれている飲食業界ですが、ピザに関しては順調に売り上げを伸ばしています。

そこで今回は、ピザ業界の動向については、さまざまなデータをもとに分析しました。

ピザ市場の規模や有名ピザ専門店の業績についても紹介しています。

ピザ屋の開業に興味のある方やピザが好きな方は、この記事を参考にしてみてください。

 

1.ピザ業界の市場規模

ピザ協議会が発表した、2018年度のピザ業界の末端売上高は2,676億円でした。

2017年度が2,644億円だったため、101.2%の増加だったことがわかります。

ピザ業界の売上高のうち、1,328.4億円は、メーカーによる売り上げです。

メーカーでは、4年連続で売り上げがアップしており、今後もピザの需要は増え続けると予測されています。

一方、宅配ピザ専門店やイタリアンレストランなどの売上高は、1,347.6億円でした。

中でも、宅配ピザ専門店は前年度よりも売上高がアップしており、安定した収益を得ていることがわかります。

2004年度から2018年度のピザ業界の売上高の推移は以下のとおりです。

 

年度 末端売上高 メーカー売上高 ピザ専門店売上高
2004年度 2,333億円 1,386億円 1,191億円
2005年度 2,402億円 1,468億円 1,176億円
2006年度 2,202億円 1,281億円 1,160億円
2007年度 2,063億円 1,161億円 1,136億円
2008年度 2,121億円 1,206億円 1,152億円
2009年度 2,388.7億円 1,382.5億円 1,247.8億円
2010年度 2,271.2億円 1,169億円 1,339.2億円
2011年度 2,459.5億円 1,217.7億円 1,478.3億円
2012年度 2,638.1億円 1,356.4億円 1,522.6億円
2013年度 2,591.1億円 1,296.2億円 1,587.2億円
2014年度 2,605.7億円 1,227.3億円 1,677億円
2015年度 2,657.7億円 1,250億円 1,716.9億円
2016年度 2,668.4億円 1,272.8億円 1,696.6億円
2017年度 2,644.6億円 1,285.7億円 1,659.5億円
2018年度 2,676億円 1,328.4億円 1,641.8億円

2010年度と比較した場合、末端売上高で300億円ほど、メーカー売上高やピザ専門店売上高についても、200億円ほど増加しています。

上記の結果からもわかるとおり、ピザ業界の市場は順調に増加しているといえます。

 

2.有名宅配ピザ専門店の売上高の推移

ここでは、国内の有名ピザ専門店の売上高を紹介します。

 

2-1.ドミノピザ

ドミノピザは、アメリカに本社を置く宅配ピザ専門店です。

手作りならではの味を食卓へ届けることをモットーに全世界で店舗を広げています。

日本では、株式会社ドミノ・ピザ・ジャパンが運営を行っています。

国内のドミノピザの売上高や店舗数は以下のとおりです。

年 資本金 売上高 店舗数
2019年 1億円 470億円 628店舗
2018年 1億円 414億円 530店舗

ドミノピザの場合、1年間で100店舗を増やしたことがわかります。

女性向けのメニューなども用意しており、あらゆるニーズに対応した販売戦略を行っているのが特徴です。

また、会員登録をすると割引クーポンがもらえるキャンペーンや、持ち帰りでピザを購入するともう1枚を無料でもらえるサービスなども展開しています。

 

2-2.ピザーラ

ピザーラは、株式会社フォーシーズが運営する宅配ピザ専門店です。

より多くの方に手軽に楽しんでもらうことをコンセプトに全国に店舗を広げています。

ピザーラの特徴は、1ピースからでもデリバリーが可能なことです。手軽にピザを注文できるということでファンを増やしています。

ピザーラの売上高や店舗数は以下のとおりです。

年 資本金 売上高 店舗数
2019年 5,000万円 376億円 529
2018年 5,000万円 370億円 529

ピザーラについても売上高を順調に伸ばしています。

店舗数についても、2002年には国内500店舗を達成しており、着実に拡大路線を歩んでいます。

 

2-3.ピザハット

ピザハットは、アメリカのテキサス州に本社を置く宅配ピザ専門店です。

アメリカ国内に7,200店舗以上、そのほかの国に5,600以上の店舗を運営しています。

日本国内については、日本ピザハット・コーポレーション株式会社が運営しています。

以前はピザの宅配に加えて、ピザやパスタ、サラダやデザートを扱ったレストランも展開していましたが、現在では宅配ピザに特化しています。

ピザハットの売上高や店舗数は以下のとおりです。

年度 資本金 売上高
2017年度 9,900万円 150億円
2016年度 9,900万円 154億円

ピザハットは、売上高が減少している状態ですが、1枚380円から販売する「センプレピッツア」など、新しい販売戦略を立てており、今後の巻き返しに注目です。

 

3.今後のピザ業界の流れ

1980年ころまでは、500億円規模であったピザ業界ですが、現在では2,600億円にまで成長しており、5倍以上の増加となっています。

以前では、高価な食べ物というイメージがあったピザですが、最近では家族や友人たちと気軽食べられるものとして認知されています。

また、良質なピザを数百円程度の価格で販売する店も増えています。

価格や質の面から考えると、これからもピザ業界の市場規模は拡大していくと考えられるでしょう。

 

4.まとめ

ピザ協議会が発表した調査によると、ピザ業界の末端売上高は、2,600億円となっています。

過去のデータと比較した場合、2005年ころと比べて300億円ほど増加していることがわかります。

大手の宅配ピザ専門店も売り上げを伸ばしており、これからもピザの需要はあるといえるでしょう。

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